第1回 AccessibleToolsコンテスト 1次審査結果

1次審査の結果を、応募順に掲載しています。

最終更新:6月24日

合格:7件

落選:5件

No.1 AIの学習能力を活用した自動点訳サービス・ソフト

応募者:青木

合格

個人の点訳知識の有無に関わらず、誰もが墨字テキストデータを点訳することができるツール。AIに公開されている過去の点訳データを学習させることで、日本語の文章でも高い精度で分かち書きをすることができる自動点訳ツールを実現する。これにより、テキストデータさえあれば、誰もが高い精度で点訳を行い、点字ユーザーが指を通して精読できる文献を増やすことができる。また、点訳ボランティアの負担を減らすこともできる。著作権や、有償で点訳を行っている機関の職域を侵害しない範囲で、日本語点訳技術の効率化を実現する。

No.2 Game screen reader

応募者:Blind movies

落選

PCゲームをプレイしているときに、画面に表示されたテキストを読み上げる。アクション可能なオブジェクトや敵に対してカスタマイズ可能なオーディオキューを再生させる。エイムが敵の体にあっているのか頭にあっているかを把握するためのオーディオキューを再生する。

近年、アクセシビリティオプションを搭載したゲームが開発され始めてきました。しかし、Pcゲームだけで考えると視覚障害者が1人で最初から最後までプレイできるゲームはほとんどありません。有名なゲームに組み込まれているアクセシビリティオプションは、ナレーション付きゲームメニュー[英語のみ],アクション可能なオブジェクトや敵のハイライト表示,HUDのカスタマイズ、字幕、あいトラッキングデバイスによるゲームプレイの補助などです。アクション可能なオブジェクトや敵、照準の位置やマップのナビゲーションに対してカスタマイズ可能なオーディオキューを再生したりすることで視覚障害者のゲームプレイ環境が整うと考えました。

落選理由:スクリーンリーダーはゲーム内のオブジェクトに関する情報を原則取得できないため、本コンテストの条件としている環境下において実現することは困難と判断しました。

こちらのアイデアは、実現にあたりゲームメーカーがゲーム本体の機能の一部として実現するか、もしくはゲームの拡張(モッド等と呼ばれることもあります)によって実現される必要があると思われます。

なお、少し異なるアプローチではありますが、画面上のテキストの読み上げ部分については、画面を定期的にOCRし、変化があったテキストだけを読み上げるNVDAアドオン Live, intelligent OCR for NVDA (lion)が役立つかもしれません。

No.3 Web版Twitterのタイムラインでのカスタムニックネームを設定するブラウザアドオン

応募者:鈴木 聡

合格

Web版でTwitterのタイムラインを閲覧する時にはJキーとKキーを使って読んで行くのが一般的だと思います。しかし、ユーザー名がとても長いアカウントだとツイートの本文を読み始めるまでに時間がかかってしまいます。そして長いユーザー名を使っているアカウントはとても多いです。絵文字をたくさん入れたり所属企業を入れたり、予定を入れたりと様々な長い名前があります。

そこで、FirefoxアドオンやChromeアドオンで、ツイッターIDごとにニックネームを割り当てて、タイムラインの名前をそれで置換できればとても時間の節約になって便利だと思います。理想としてはツイートにフォーカスが当たっているときに何かしらのショートカットキーを押すと入力ボックスが開いてそこからニックネーンムを指定できるのが理想です。以前まであったTwitter閲覧ソフトのTwBlueではこの機能がついており、とても便利でした。

No.4 タイピング練習ソフト

応募者:チームハーネス

合格

初めてパソコンを触る方はキーの配列など理解されていませんが、就労面からも迅速で正確なタイピングが必要です。弱視の方には、既存のタイピングサイト(eタイピング)などを使って行って日々練習しておりますが、全盲の方は良いソフトがありません。かなり前に私が作ったもので練習しています。全盲の方でも、正しい指使いが覚えられるタイピング練習ソフトがあればと思います。

No.5 マウス練習ソフト

応募者:チームハーネス

合格

弱視の方の仕事の候補として、事務補助が考えられます。その事務補助の仕事内容で結構あるのがデータ入力です。墨字印刷されたものを拡大鏡などで認識して所定のセル内に打ち込むという作業です。

ここで問題なのが、漢字の読み方がわからず、漢字変換できないということです。晴眼者の場合、IMEパットなどで手書き入力して漢字を特定します。手書き入力にはマウスのドラッグ操作が必要です。ところが、弱視の方は、このドラッグ操作が苦手な方が多く、又、特別支援学校でもあまり教えていないようです。ドラッグ操作の練習、そしてドラッグで文字が描画できるような練習ソフトがあればと思います。

No.6 手書き入力ソフト

応募者:チームハーネス

落選

わからない漢字はIMEパットの手書き入力や、Google入力ツールなどを使って探す事ができますが、弱視の方はWindowsの拡大鏡を使ってもこれら機能を使いこなす事がほぼ無理です。弱視の方でもマウス操作で漢字が特定できるようなソフトがあればと思います。

落選理由:記述内容が不明確で、どのようなツールがあれば解決するのか不明なため、審査を行うことができませんでした。

No.7 マウスポインターの位置確認

応募者:チームハーネス

落選

視野狭窄の弱視の方は、マウスポインターの位置の把握を苦手とする方が多いように思えます。そこで、Windowsの設定変更や、PowerToys、CurNaviなどのソフトを使って対処しておりますが、いずれも今一つです。もっと利便性のあるソフトがあればと思います。

落選理由:記述内容が不明確で、どのようなツールがあれば解決するのか不明なため、審査を行うことができませんでした。

No.8 オブジェクトの階層 いっぱーつ!

応募者:ほのかっぱ 太郎

合格

エクセルやWebなどのオブジェクト階層構造をJAWSなどのオブジェクトカーソルで探索するのが大変。画面の構成要素がツリー計上で表示され、構造が把握できるツール。

No.9 名付け親 拙者がつけてしんぜよう。

応募者:ほのかっぱ 太郎

合格

エクセルやWebで、代替えテキストのないボタンやマウスでしか押せないレ点(チェックボックス)などがある。画面の押せないリストとその位置情報や機能などがリストアップできるツール。リストをシステム管理者に送付したり、位置情報で自分で代替えテキストの対応ができるとよろこびます。

No.10 三文字の熟語をNVDAのOneCore音声が正しく読めるようにするアドオン

応募者:鈴木 聡

合格

NVDAでWindows OneCore ボイスは広く一般的に使われていますが、こいつの弱点が三文字の熟語を正しく読めないことです。

例えば技術力、攻撃力、仮想的などは辞書登録なしでは正しく読めません。正規表現を使って二文字の漢字の後に力という漢字が出現した場合は力をひらがなの「ちから」に変換するという辞書を作ることもできますが、初心者には難しい操作なうえ、「未入力」などの例外もでてきます。

そこで、漢字二字が続いて最後に特定の漢字が出てきたらひらがなに変換する、例外にもうまく対処するというのをアドオンにまとめてみたら便利だと思います。対象の三文字目の漢字として「力」、「的」、「性」、「者」などがあげられます。NVDAを長年使っていて既にほとんどの言葉を辞書登録してしまっている方には導入するメリットが薄いかもしれませんが、そうでない初心者には一つ一つポチポチと辞書登録する手間が省けてとてもいいと思います。

No.11 パワポテキスト抽出ツール

応募者:たかにし

落選

Microsoft Powerpointで作成されたファイルに対して、全スライドのテキスト情報をボタン一つで抽出できるツール。どのスライドのテキスト情報かもわかるように、スライド番号も抽出される。

例:スライド4 テキスト情報~

落選理由:既に実現していると判断しました。例としては、xdoc2txt等があります。

こちらで紹介されているようなツールも併せて使用することで、より使いやすくなるかと思います。

No.12 エスペラント語の字上符付き文字のキーボード上からの入力

応募者:小澤マミ

落選

私は外国語の一つである、世界共通語のエスペラント語を学習し、ウインドーズのパソコンで、文章の読み書きを行っています。ピンディスプレイは使用していません。

この言語で使用されている文字には、普通のアルファベットの他に、アルファベットに字上符という文字をつけて使用する文字が6種類あります。NVDAではこの字上符付き文字を読み上げることができますが、キーボードを使用して、この文字を入力することができません。

ですから、エスペラント語を書くときに、キーボード上からエスペラント語の字上符付き文字を入力できるようになることを願っています。

落選理由:既に実現していると判断しました。フランス語キーボードの仕様をはじめとする幾つかの代替案がインターネット上で広く示されている中、それらでは達せられない要望事項を応募内容から導くことができませんでした。